アンノン・スター

好きなものは好きでいいじゃないですか

不幸すぎる細川政元を幸せにしたい

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こんにちは。アスター(@august_spica)です

 

実は「シグナルショック」で体調を崩しまして

大好きな歴史ゲームをしながら、気持ちを落ち着けていました

 

不幸な運命に翻弄された人を救えないのは

本当に辛いものですよね

 

 

奇妙なゲームキャラを好きになったばかりに

 

また実にくだらない話ですが

あるゲームキャラのことで悶々と悩んでいました

それも体調不良の原因になっていたと思います

 

彼は歴史上の人物なんですが

ほかに類を見ないほどの変人で

その強烈な個性ゆえに多くの人から嫌われています

 

不覚にもそんな人を好きになってしまった私は

彼について書かれた小説を読んで

ひどく傷ついてしまったんです

 

天魔ゆく空

天魔ゆく空

 

 

d.hatena.ne.jp

 

「主人公・細川政元と実の姉との恋は真実なのか

それとも作者の妄想なのか」と-

 

信長の野望がキッカケだった

 

私はかれこれ30年以上「信長の野望」をプレイしていますが 

細川政元のことを知ったのは、第10作の「蒼天録PK」でした

 

それ以前にNHK大河ドラマの「花の乱」で

今井雅之さんが演じていたのは知っていましたが

当時はそれほど好きな人物ではなかったんですよ

 

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何故、彼が気に入ったかというと

ご覧の通りの和風なイケメンですし

「信長の野望」では「蒼天録PK」にしか出てこない

知る人ぞ知るレアキャラだからです

 

でも、本当の理由は

政元が史実で歩んだ不幸な人生があまりにも気の毒で

「せめてゲームで助けてあげたい」と思ったからなんですよ

 

政元は不運と不幸が重なった人

 

少し長くなりますが

私が惚れ込んだ政元のプロフィールを紹介します

 

政元は細川勝元の嫡子として1466年に誕生した人です

彼の母親は勝元の宿敵・山名宗全の養女だったといいます

(※異説もあります)

 

細川家は代々、足利幕府の管領を務める名門でした

 

管領とは将軍を補佐する仕事なので

現代に例えると副総理のような役職です

 

政元が生まれた翌年に

日本を揺るがす「応仁の乱」が勃発しましたが

勝元が東軍の総大将で宗全が西軍の総大将だったのです

 

「応仁の乱」は登場人物が多くて非常にややこしい戦いなので

ざっくり3行で説明しちゃいます

 

それは政元の父親(勝元)とおじいちゃん(宗全)が

推している次期将軍候補をそれぞれ担いで

政治の主導権争いを繰り広げたというものなんです

 

当時の政元は「聡明丸」と呼ばれた幼い少年でしたが

身内同士の戦いというのは、大きなトラウマになったかも知れません

 

現代人の私たちだって

自分の父親とおじいちゃんが大喧嘩していたら

すごく悲しい気分になりますよね?

 

しかし政元が生きていた室町時代は武士の世ですから

血で血を洗うのは当たり前でしたし

細川家は足利幕府の屋台骨を支える管領という立場だったので

状況はより深刻だったと思います

 

「応仁の乱」はもともと

足利将軍家の跡目争いが発端となって起きたものでしたが

各地では次第に戦線が膠着し、東西両軍は消耗してゆきました

 

だから武将たちの間には

「もう、そろそろやめようか」という厭戦気分も広まっていたのです

 

そんななか

 

総大将の勝元と宗全が相次いで亡くなってしまい

終戦の行方はわずか8歳で家督を継いだ政元に託されました

 

もちろん政元には補佐役の人がつきましたが

勝元が「この子がいればわが家は安泰だ」と

言ったほどの智謀を持っていたんです

 

11年もの長きにわたった「応仁の乱」は終息し

政元には足利幕府ナンバーツーとしての

輝かしい未来があるように思えました

 

ところが政元は元服して間もない1479年に

敵方と通じた家臣によって拉致され

3ヶ月にわたって幽閉されてしまいます

 

勝元には勝之という養子がいたので

彼が政元から家督を奪うために、テロを画策したのかも知れません

 

もともとトラウマ持ちの政元ですが

このことでさらに激しい人間不信に陥り

修験道にのめりこむようになりました

 

修験道というのは山岳信仰のひとつで

厳しい修行や山ごもりをして不思議な技を覚えるんです

 

政元は権謀術数が渦巻く現実世界が嫌になったのか

かなり本気で修行をするようになり

「魔法を覚えて空を飛びたい」と言ったそうです

 

「そんなの現代に来れば、ロープレでサクッとできるよ!」と

思わずツッコミを入れたくなりましたが

政元は大名家の当主であるにもかかわらず

妻も側室も娶らず、生涯独身を貫き通しました

 

・・・というのは

 

女性と関わりを持ってしまうと、修験道の技が使えなくなって

魔法を得ることが不可能になるからなんですよ

 

しかしそれでは細川家の跡継ぎができないため

とんでもないことになってしまいます

 

そこで政元は懇意にしていたお公家さんから

澄之という人を養子に迎えたんですが

生活習慣の違いなどから2人の折り合いは最悪でした

 

「澄之がダメなら他の人にしよう」と政元は考えて

今度は2つの分家から澄元と高国という養子を迎えましたが

これが細川家に大混乱を引き起こしてしまいました

 

戦乱の時代は、実の親子や兄弟であっても争うんですから

ましてや血のつながらない養子であれば尚更です

 

それぞれに有力な家臣がついて

自民党もビックリするほどの派閥争いに発展してしまったんですよ

 

その結果・・・

 

政元はもともと仲の悪かった澄之の手にかかって

42歳という働き盛りで亡くなってしまったのです

 

1507年6月23日のことでした

 

政元が好きなことを否定していた

 

そんなわけで本日は、細川政元のことが無性に書きたくなったんですが

私はいちど、彼のことを忘れようと思ったことがありました

 

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小説の「天魔ゆく空」で描かれた政元と

私のイメージする政元に大きな隔たりがあって

気持ちを整理するのが困難になってしまったからです

 

そのうえ政元は武田信玄や上杉謙信のように

世間から尊敬を集めた人ではなく

織田信長より前に比叡山を焼き討ちするなど

冷酷な独裁者としての一面もありました

 

「こんな人を好きでいても、自分は苦しいだけじゃないか」

「ゲームには他にも、カッコよくて良い人がたくさんいるじゃないか」

 

そんな風に政元のことを打ち消そうとすればするほど

私の心は重く沈んでゆきました

 

でも・・・

 

政元への評価なんか気にしなくていい

 

目に見えるものが真実とは限らない

何が本当で何が嘘か

この世界は現実なのか

あなたが見ている夢なのか

 

 

コンフィデンスマンJPの名言を思い出して

私の心にずっとかかっていた靄(もや)が晴れました

 

真保裕一さんの小説に書かれていることは

「あくまでも創作であって確定した真実ではない」と

 

だから彼の小説で政元がどう書かれていようと

ネットの評価で「愚人」とバカにされようと

「好きなものは好きでいい!」と思いました

 

自分の正直な気持ちに嘘をつくのは

ストレスがたまるだけで何もいいことはありません

 

 

それに本当の政元のことは

タイムマシンに乗って15世紀に行かない限り

誰にもわからないことじゃないですか

 

あれだけ複雑な環境にいたんですから

政元本人だって「自分は何者なのか」わからなかったと思います

 

だからこそ、修験道という自然を根本とした教えに救いを求めたんですし

誰も信じることができないから

政元はせめて、山や鳥を信じてみたかったのかも知れません

 

『繊細な性格で人生にパラドックスを抱えた男』というのが

政元の真実の姿だとしたら、ぜひとも会って話をしてみたいですね

 

私は基本的に「性善説」を信じる人なんです

生まれながらに悪人だった人はひとりもいないと思っています

 

まとめ

 

人間というのは置かれた環境によって

善にも悪にも変わる弱い生き物ですから

支えてくれる人がいないと可哀想なんですよ

 

私がいますぐ15世紀に飛んで行って

政元を助けることはできませんが

こっそりとWindowsXPでソロプレイする「信長の野望」では

幸せにしてあげたいと考えています

 

歴史にIFはありませんが

もし政元がダークサイドに堕ちずに幸せな一生を終えていたら

この国の歴史は大きく変わっていたはずです

 

政元は戦国時代の幕開けと言われる

明応の政変を起こした人物なので・・・

 

まだまだ書き足りない気分ですが

このままだと恐ろしく長い記事になりそうなので

今日はこのへんにしておきます

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます
ではまた、次の記事でお会いいたしましょう